年始に沸き立つ宮の境内の小路にしゃがみ込むちいさな幼女
梅の花散る天満宮(てんまんぐう)の年始の境内は例年通り、途切れる間もない賑わいの時を午後の参道に湛えていた。
なかでも最も沸き立つ"奥の境内"。それぞれの形で詣でを行う数多の人々の織り成す雑踏、大きな影と影との合間に、幼女(おさなご)仕立ての上着を羽織ったちいさな幼い少女はひとり、地面にしゃがんで丸くなる。
正月三箇日の日はまだまだ続く。行き交う数多の大きな影のなかにちいさな幼女はしばし、なにをするでもないままながらに、孤影を遊ばせるのであった。
幼女
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紀行道中写真館
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