夕の陽の射す宮の境内をちいさな幼女が揚々とゆく
快晴の午後も過ぎゆく時刻に、世に名のある天満の宮の境内は賑わいの時を切らさない。
天神様の御鎮座まします大本殿を見上げる広場に、その背に冬の陽光を受けたちいさな影が、かすかに落ちた。
おたふくのごときふっくら調子のその顔を上げて幼女は揚々、夕凪のなかに溶け込み始めた境内にひとり、歩みを進める。数多の幼き影も西日とともにまばらに消えゆくひとときに。
幼女
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神社
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福岡県
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紀行道中写真館
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