正月三箇日の日の古刹の午後の境内にたたずむ幼女

2007年1月2日
 ビニルのコートに白綿帽子をまとった幼い少女がひとり、700年余の歴史を湛える臨済禅寺の うちにたたずむ。

 時は新たな年の明けて間もなき正月三箇日。あたりはそのほど近くに御鎮座まします名のある天神の宮の、その境内へと年度の初詣に向かう人の数多の姿のうちに大いなる賑わいを呈する。

 そうした活況のざわめきの場から少し外れた静かな場所で、しばし。幼女は碧く苔むす伽藍にいろどり映えるのであった。


幼女||福岡県|紀行道中写真館

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