春日神社(かすがじんじゃ)は九州北部、福岡の地の中央部に位置する、春日市域の一角に鎮座する、太古よりその歴史を刻み続ける社。市の名称の由来でもあるこの神社は、重要無形民俗文化財に列せられるところの年中行事で広く知られ、古い街路の一角にあって、古木を湛えてたたずんでいる。今この時にあって本殿へといたる段をのぼる幼い少女の姿は、古の時にて同じ段をのぼった太古の少女の姿を想起させる・・・今も昔も変わらぬ風景。神社の境内に少女の姿態は不思議と映えて映るのである。撮影の日は西暦2006年7月4日。小雨の止まぬ蒸し暑い夕刻のことであった。 |