福岡市立田村小学校

2006年8月12日
福岡県の県都福岡市を大別する7つの区のうちで最も大きな区域を有する早良区(さわら-)は、市域の内のおおよそ中経度に広がり、博多湾に面する市街を北に、早良平野と呼ばれる平野部を中ほどに、背振(せふり)連山を南方に据える未開発の山間部を南に擁し、街あり水あり山々ありの多様なる環境から形作られる場所である。

その内の平野部すなわち早良平野を南北に流れる室見川(むろみ-)という河川がある。二級河川たるこの川のその中流域の両岸に広がる町々は、市街化また宅地化の波に呑まれながらも、端々にのぞく田園や耕地に農村地帯の面影を残し、真新しさを見せる新興の宅地、古くからの農村集落を思わせる豪邸家屋群、というような新旧多様なる様を示している。

さて、そのような様相の町々の内に、田村(たむら)とされる街区がある。この田村街区は、室見川の一角の東岸にあって、1丁目から7丁目までの区域で成され、その一部に公営住宅が群立する区画を有する。通称田村団地、公称福岡市営住宅田村団地。そしてその内部といえる場所に一個の公立小学校がある。それがすなわち、福岡市立、田村小学校(たむら-)である。

昭和61年(1986年)に開校したこの小学校は、所在街区の北に位置する次郎丸(じろうまる)とされる街区の一部、所在街区の南に位置する四箇(しか)とされる街区の一部、そして敷地を接する田村団地を含む所在街区田村の大部分を校区としている。校名のまた周囲の団地の名の由来であるこの『田村』という街区名は、通称が転化して公称となったもので、もともとの当地の地名は『田(た)』であったという。付近には同じ地名を由来とする大規模な公団住宅団地、四箇田団地(しかた-)、通称"しかたんなか団地"がある。しかたんなかとはこの地の方言で『しかたがない』ないし『どうしようもない』という意味である。

所在は福岡県福岡市早良区田村3丁目32番1号。最寄のバス停留所は西鉄バス『田村団地』。ほど近くに福岡歯科大学、同市立田隈小学校などがある。


小学校|福岡県福岡市|紀行道中写真館

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