砂の公園に遊ぶ5人の女児

2006年10月9日
 そこは大通りの一角の脇道の先に広がる、網の目のごとく細道の交差する住宅街区。そんな街路の、密集して並ぶ民家の合間にその敷地を持つ小さな公園(こうえん)。

 ときに鉄棒(てつぼう)を握って、ブランコに乗って、また滑り台の上に登って―砂(すな)が地面を覆うそんな公園の夕迫る午後のひとときにあって、軽装で遊ぶ少女、幼女。町の娘然としたそんな女児達、各所に散ったり、また集まったり。持て余す暇を明るい時間に。静かな一角に響き渡る声。

 秋口のやわらかな陽光に包まれながら。


少女|幼女|公園|福岡県|紀行道中写真館

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