地は九州北部、福岡県の北西部、宗像(宗像)とされる地域の一角を占める福津(ふくつ)市の、津屋崎(つやざき)地域の内陸である。福津市は西暦2005年度初頭における二町(福間町、津屋崎町)の合併によって新たに生まれた市であり、このうち旧福間町域が市域の南方、津屋崎地域が市域の北方にあたる。いずれもわずか西に玄界灘(げいかいなだ)を湛えた、海辺の町としての色彩の濃い地域である。津屋崎地域の内陸の側に須多田(すだた)とされる区域がある。須多田は東に対馬見山(つしまみやま)を仰ぐ緩やかな丘陵地として在る山麓の集落で、大小幾つかの古墳を抱え、地内に須多田古墳群が形成されている。須多田上ノ口古墳、須多田下ノ口古墳、須多田ミソ塚古墳、須多田天降神社古墳、須多田二タ塚古墳...
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須多田二タ塚古墳 |
須多田天降神社古墳 |
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