九州北方福岡県(ふくおか-)の糟屋郡(かすや-)篠栗町(ささぐり-)にある篠栗四国八十八箇所霊場のひとつである明石寺(あかしでら)は、千手観世音菩薩(せんじゅかんぜおんぼさつ)を本尊とする、真言宗大覚寺派(しんごんしゅうたいかくじは)の寺である。 山号、源光山。篠栗四国八十八箇所霊場第四十三番礼所、九州三十三箇所観音霊場第三十三番札所。 字(あざ)を鳴渕(なるぶち)とする場所にあって、程近くに鳴渕ダムの関壁がそびえている。境内に旅館もある明石寺は、不動明王の立像や種々の観音など数々の事物を内に抱える、檀家を持たない静かな寺である。 撮影者が当寺を訪れたのは西暦2006年7月1日のことであった。寺内を歩いていたおりに当寺の女将さんである方に声を掛けられ、客人としてもてなしてくださり、様々な話を伺うことができた。
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