地は九州北方。福岡県(ふくおか-)の県都福岡市域の一画を占める東区(ひがし-)の辺境。 金印が発掘されたことで有名な志賀島(しかのしま)へと向かうためには、内海の湾に向けて細長くせり出した岬を通らなければならない。この岬の一角にあるのが西戸崎(さいとざき)という町である。すなわち福岡県福岡市東区西戸崎。 西戸崎は志賀島へと通ずる道の両脇に集落を形成して存在している。そして町には神社が一社。西戸崎神社と呼ばれるこの社は、この町唯一の鎮守として、西戸崎4丁目の一角に鎮座する。
祭神
歴史 鎮座の歴史は比較的に新しく、シベリア出兵にともなう創建、すなわち、大正年間(西暦1912-1926年)に始まるものという。 それから昭和(しょうわ)の半ば頃までは西戸崎本町、すなわち同町の今の1丁目のところにあったが、現鎮座地たる4丁目の一角に遷され、今の姿に至っている。古くは御祇園様(おぎおんさま)と呼ばれたという。 例祭
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