地は九州北方。福岡県(ふくおか-)の福岡市域の辺境の地。博多湾に浮かぶ島のひとつに、行楽地および金印が発掘されたことで今に知られる志賀島(しかのしま)がある。 豊富な自然の息づくこの島は、大きく三域に分けられる。ひとつが、志賀海神社(しかうみ/しかかい-)が鎮座している志賀島(しかしま)であり、島の入口界隈にあたる島の中心部といえる区域。もうふたつが弘(ひろ)と勝馬(かつま)である。島に入って、島の外枠を走る道を西へゆくと、漁村の色濃い弘地区がまず現れ、更に同道を北へと進むと、最奥部にて勝馬へとゆき着く。 この勝馬地区の一画にあるのが休暇村志賀島と呼ばれる行楽地、いわゆるリゾート地である。海辺の場であり、下馬ヶ浜と呼ばれる浜のある場として知られている。浜にはプールも設置され、近場には温泉も存在している。玄海国定公園と呼ばれる国定公園の一角である。
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