境内南東、ちょうど奥の鳥居をくぐってすぐの左手の一角に置かれている自然石。 ―『文殊菩薩(もんじゅぼさつ)、筆塚』... 境内由緒書に記載は無いが、牛頸郷土史発行委員会の編纂書『牛頸郷土史』に、この石についての説明が『文殊様(もんじゅさま)』として次のようにある。『二の鳥居の左側の桧の老木の根方に自然石が祭られていて村人たちは文殊様として信仰している。 文殊菩薩(もんじゅぼさつ)は釈迦如来(しゃかにょらい)の脇侍(わきじ)として仏様の知恵の徳をあらわす。俗に「三人寄れば文殊の知恵」といわれるように、菩薩の中でも最も知恵の優れた方であるという。子供達は使い古した筆をこの塚に納め学問の上達を祈願している。通称「筆塚(ふでづか)」とも呼ばれている。』... |