市街のバス停にふたりの少女

公園前のベンチに座って 公園前のバス停留所。小さな市の域の北部にあって、役場や公共施設の集中している町の中心の市街の一角だ。界隈は大通りに交差点が連なり、いつの刻にも往来の止まない車の走り去る音に足音。市の運営するコミュニティバスの停留所のベンチにふたりの幼い少女の姿があった。ベンチに置いた何かをふたりでずっと一緒に触っている。カードゲーム、ボードゲーム、いずれにしても何かのゲーム。バスの気配はまだまだ遠い。
夕刻の市街に 8月はじめ。夏休み。シャツに通気のよいだろうつくりのサンダル。スカート、手さげに、日に焼けた肌。近くを流れる川の水音、道ゆく車や自転車の音に、延々と聞こえるセミの鳴声。少女達はどこへの帰路をゆくのか。そんな夏の日の夕刻の風景。

少女|福岡県|紀行道中写真館

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