宇美町の中心部に発して北へ、途中九州自動車道と並行しながら、志免町にいたって終わる緑道、『下宇美緑道』。廃止された鉄道路線の線路跡に造成されたものというこの緑道について、西鉄バスの『下宇美』停留所の近くに設置した掲示板において、市が次のように説明している。 『旧国鉄勝田線、筑前参宮鉄道株式会社が宇美八幡宮へ参拝者の利便と石炭運搬とを目的として、大正8年9月に運輸を開始し、昭和10年代から石炭産業の発展に寄与していたが、昭和38年町内の炭坑がすべて閉山し炭坑の歴史が幕を降ろすと同時に人口減少など冬の時代を迎え、昭和60年3月に廃止となりました。その後、勝田線跡地の整備を進めるため平成8年度から緑道整備5ヶ年計画で、緑あふれる『緑のオアシス・ネットワーク緑道整備事業』が平成13年3月に完成しました。町内4.6kmと志免町の緑道約6kmを併せ全長10kmあります。ハイキング、レクレーションコースとしておおいに活用してください。』... この緑道が宇美町内の街区"明神坂"を通過するとき、その脇に、妙法寺に通じる坂道が細道として分岐する。 |