雑餉隈町観音堂の堂

2007年1月7日
 聖観世音立像を納める堂は、木造にして西向きに建っている。

 この地に名のある史家赤司岩雄(あかしいわお)は、その著書『大野城市巡杖記』において、この堂の近代の歴史を『堂宇改築とお祭』と題して次のように説明している。

昔はこの境内は広々として東側旧日田街道(土地の人は太宰府往還という)の方を向いてお堂は建てられていた。昭和6年(1931)の国道拡張工事の時にお堂を西側の村中の道に面して西向きに建て替えられ、境内も15坪程にせばめられたという。

 昭和42年(1967)10月17日に改築されていたお堂も、老朽化と保存会参籠者の増加により拝殿土間部が狭隘(きょうあい)となったことと、指定文化財保存管理の面からも全面改築することになり、保存会の積立金と崇敬者の寄進により平成10年(1998)12月18日に、木の香も新しい堂宇が竣工し参詣者は更に増えている。』...

 左脇の奥には何らかの置石が2つある。


雑餉隈町観音堂|紀行道中写真館

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