山田宝満神社の本殿

2007年1月11日
流造(ながれづく)りトタン葺で間口160cm、奥行140cmであり、中には10枚の棟札(むなふだ)が保存されている。これによると本殿は延宝の初め(1673)頃新築されてから、133年程経過した文化3年(1806)12月に改築され、更に156年を経た昭和37年(1962)9月16日に大改修が行われている。この間弘化3年(1846)8月11日と、明治11年(1878)7月、明治30年(1897)5月16日、大正2年(1913)4月13日、昭和8年(1933)10月4日に屋根の葺き替えをしたという。修理記録の棟札がある。

 御神像は明治の頃までは銅鏡であったと古老は伝えているが、盗難にあったため大正年間に北九州の八幡製鉄所に依頼して、ステンレス製の鏡を作り入魂のうえお祀りしていた。しかし、これも太平洋戦争終結後の混乱期に再び盗難にあい、現在径33cmの御神鏡を祀っている。』...

 ―『大野城市巡杖記』 赤司岩雄(あかしいわお)


山田宝満神社|紀行道中写真館

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