年賀の祭に桃の幼女、列に並んで空を見つめる。
一帯は人々の声のうちに賑やかであった。
参道に延々と並ぶ人の列は、この初詣に向かう人波がこの神社の祭事にぶつかって止まり、そのまま微動だにせぬ状態に至ったもの。
幼女は祖父母の並ぶ姿を背後に、時折そこに空(くう)を見つめて、そうしてながらに列のさなかで、立って時を待つのだった。
年賀の祭と桃の幼女
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紀行道中写真館
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