福岡県(ふくおか-)。福岡市域の内のほど南東部に一画を占めて広がる博多区(はかた-)の内の南東。県都福岡市と同県の大野城市(おおのじょうし-)、春日市(かすが-)という、3つの市の境界が入り乱れる市街のさなか元町(もとまち)という区域の内の外れにその敷地を有す小学校が、福岡市の公立小学校のひとつであるこの那珂南(なかみなみ)小学校である。 "筑紫通り(ちくし-)"と県道56号という2つの車道に隣接し、またほど近く南西にJR鹿児島本線の線路を見据えるこの小学校は、筑紫郡(ちくし-)那珂川町(なかがわ-)立那珂南小学校として昭和25年(1950年)に開校ののち、昭和30年(1955年)に福岡市立那珂南小学校となり、大楠(クスノキ)を象徴樹木として今に至って存在している。その校区内に雑餉隈(ざっしょのくま)と呼ばれる歴史ある歓楽街(性風俗街を含む)を含むこと以外には、特に何の変哲も見られない小学校である。 所在は福岡県福岡市博多区元町3丁目1番1号。最寄の鉄道駅はJR鹿児島本線南福岡駅、または西鉄天神大牟田線雑餉隈駅あるいはその隣駅の春日原駅。所在地である元町街区の内の近場に十日恵比須神社があり、敷地の筑紫通りを隔てた北東近場には福岡市営西春町住宅、また東方ほど近くに恵比須神社および雑餉隈町観音堂および山田観音地蔵堂および慶傳寺および山田宝満神社、北方ほど近くに御笠の森、南方ほど近くに豊川稲荷九州別院最勝山東慶院がある。 |