この宮の歴史はそれは古く、今から遡ること千余年、当時この地に生まれてこの地を彩った美しい幼女についての伝承を受け継ぐ神社である。鳥居の左手に位置する手水舎の下には清水溢れる井戸がある。『鏡の井』と呼ばれるその井戸は、伝承に語られる美幼女が5歳時にその黒髪を梳(くしけず)ったというものである。