太古の美幼女ゆかりの神社に今に息づく幼女がひとり

2006年8月15日
 時はセミの声にぎやかなりし8月の半ば。ある宮の前を幼き少女が小さな自転車で静かにゆく。

 この宮の歴史はそれは古く、今から遡ること千余年、当時この地に生まれてこの地を彩った美しい幼女についての伝承を受け継ぐ神社である。鳥居の左手に位置する手水舎の下には清水溢れる井戸がある。『鏡の井』と呼ばれるその井戸は、伝承に語られる美幼女が5歳時にその黒髪を梳(くしけず)ったというものである。

 今この時にその傍をゆく橙色のワンピースをまとった幼女、遥か悠久の昔に生きたお友達に何を思うのだろう。


幼女|神社|福岡県|紀行道中写真館

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