同県春日(かすが)市の白水(しろうず)池(白水大池)から北向きに発して、熊野神社などのある須玖(すぐ)岡本地区などの春日市域西部を通り、その先に博多区の街区のうちの諸岡(もろおか)、板付(いたづけ)街区にさしかかり、やがて同区那珂(なか)街区で御笠(みかさ)川に合流する川がある。
諸岡川である。『那珂尋常高等小学校 学校跡 板付小学校創立百周年記念会』―そう刻まれたこの碑は、諸岡川の一角の西岸、その流れが諸岡街区2丁目にさしかかる地点で両岸を結ぶ諸岡橋の西側のたもとに置かれている。その裏には沿革と題して次のような年表が刻まれている。
- 明治七年 板付に板付小学校、東光寺に東光寺小学校。
- 明治二二年 諸岡に合併して一村一校とす。那珂尋常小学校。
- 明治四三年 高等科併置。那珂尋常高等小学校。
- 大正十二年 那珂に那珂尋常小学校新設
- 大正十四年 本校を板付に移転。那珂第一尋常高等小学校。
所在は、福岡県福岡市博多区諸岡2丁目5番5号に設けられた『福岡市博多第4地域包括支援センター』の北隣。近場に諸岡町会館および西専寺などがある。