『ケン牛』―奇妙な名を持つこの児童遊園は、福岡県(ふくおか-)、春日(かすが)市、国指定史跡『岡本遺跡』や市の管理による特別公園奴国の丘歴史公園などを有する須玖(すぐ)・岡本地区の程近く、同県福岡市との境界を程近くに有する小倉(こくら)とされる街区の一角に存在する小さな公園である。 413uほどの面積を持つその敷地には、鉄棒、ブランコ、小さな砂場に、2つのベンチが置かれている。入口右手には『犬の立入を禁ず』との手書きの看板が。 『ケン牛』―この名の由来を示す事物は、地内または周辺のいずれにも無い。あるいは『牽牛』のことであろうか。『牽牛(けんぎゅう)―わし座のアルファ星アルタイルの漢名。天の河をへだてて織女と対する。牽牛星。彦星(ひこぼし)。男星(おぼし)。[季]秋。』... あるいは古い小字の名であろうか。浄土真宗の寺院光照寺のちょうど真裏たる南の地点に位置し、その納骨堂の丘から見下ろされ、また丘上にそびえるその姿が敷地内から間近に眺められる。その寺域の向こうには柚木児童遊園。 所在は福岡県春日市小倉5-1。県道31号(福岡県道31号福岡筑紫野線)と県道56号(福岡県道56号福岡早良大野城線)とが交差する地点のわずか北西。近場に伯玄社遺跡(南方)などがある。 |