須多田天降神社古墳(すだたあまふりじんじゃこふん)は、須多田地区内、須多田集落の外れに位置しており、遠方に須多田二タ塚古墳を確認することもできる場所にある。西暦2006年度の時点で20基の前方後円墳が確認されている津屋崎地域にあって、その中でも全長83mと最大級の大きさをもつとされる古墳である。外観は神社そのものであるが、王墓のみから出土するとされる円筒埴輪(はにわ)と装飾器台等も発見され、周囲に巡らされた壕と土堤はある種の城の姿を想起させる。その後円部には少彦名命(すくなひこなのみこと)を祭る天降(あまふり)神社があり、須多田地区の産神となっている... |