福岡市立堅粕小学校

2006年8月14日
 その読みは"かたかす"。

 福岡県(ふくおか-)の県都福岡市、その東部に位置する、歴史的に博多(はかた)とされてきた区域、すなわち博多の町。堅粕小学校は、そのほど近くにあたる、今に博多駅東(はかたえきひがし)とされる街区にあって、御笠川(みかさ-)、通称石堂川(いしどう-)の流れを脇に据える市街地のさなかの公立小学校である。

 その所在するところは御笠川の西岸『博多駅東一丁目』であるものの、校名の由来は所在地から見たちょうど同河川の対岸すなわち東岸に広がる街区の名称である。所在地名〔博多駅東〕が示す通り、博多駅のちょうど東側、正確には北東の区画に存在している。わずか東には同駅から延びる線路の高架。

 この小学校の歴史は古く、その創立は明治22年(1889年)にまでさかのぼる。開校の後は、昭和2年(1927年)に吉塚小学校が、昭和10年(1935年)に東住吉小学校が分離。その後昭和62年(1987年)とその翌年および平成元年(1989年)の大規模な校舎改修工事、平成15年(2003年)には脇を流れる御笠川の大洪水の被害に見舞われ、それにともなってプールなどの改築工事が行われるなどした。そうして現在の姿に至っている。

 歴史ある博多の町の周辺区域の児童を吸収する小学校。その教室はやはり荒々しき博多言葉の飛び交う空間なのであろうか。

所在は福岡市博多区博多駅東1丁目8番1号。敷地の東脇を国道385号が通り、脇の川の対岸付近を国道3号が川と平行して貫く。川の対岸ほど近くに聳える公営住宅の敷地内に琴姫大明神が、その西方ほど近くに浄福寺跡延命地蔵尊などがある。また山王日吉神社の氏子町とされる比恵町(ひえ-)を校区に含んでいる。


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