福岡県(ふくおか-)春日市(かすが-)、市域の中心部からは幾分外れた街区の一角に、その商工会館は存在している。 特筆されるべきは、その敷地内(あるいは敷地横)に眠る遺跡であろう。伯玄社遺跡と呼ばれるその遺跡は、この地が春日町(当時)中央公民館の建設地と決められたとき、半年間の発掘調査において弥生時代から古墳時代のものと推定される様々な遺物が出土し、それらが伯玄社とされる神社の遺構とともに今に保存されたものである。 所在は福岡県春日市伯玄町2丁目24番。自衛隊福岡病院のわずか北。県道31号(福岡県道31号福岡筑紫野線)と県道56号(福岡県道56号福岡早良大野城線)とが交差する地点のわずか南西。近場(北西にあたる小倉街区六丁目の一角)に浄土真宗の寺院光照寺、その西方には薬師堂が、またわずか南西地点には伯玄児童遊園およびけしの実児童遊園などがある。 |