左は当宮の楼門(ろうもん)で、両脇に土産屋、食堂などの種々の店の並ぶ参道からして、深奥部にあたる場所に存在している。宮の内々をゆき交う観光者達のカメラを構える姿がよく見られる場所である。 この楼門なる建造物のほど近くには、志賀社(しがしゃ)とされる小さな社、牛の形をした御神牛とされる石像、そして菅公が詠んだとされる歌が記された碑などがある。
『太宰府天満宮の謎』を著した高野澄氏によれば、この地はその歴史において、いつの世にあれど常に膨大な富の集まる場所であったという。 西暦2005年の末には、近場に九州国立博物館が設けられた。途切れることなき参詣者に加えて更なる賑わいが見られそうである。所在は福岡県太宰府市宰府4丁目7番1号。近場に、光明禅寺、末社の一つという太郎左近社(ともに南方)などがある。 |