慶傳寺の裏手を通る小道の一方の突き当たりになる地点。ちょうど拝殿の右手に立つ、この宮に唯一の鳥居である。大正12年(1923年)9月の奉納であるというこの鳥居には、次のような刻字がある。 『内閣総理大臣従二位勲一等子爵 加藤高明書』... 加藤高明(かとうたかあき)―万延元年(西暦1860年)、尾張(おわり)藩士の父のもとに次男として生を享け、駐英公使、駐英大使、外務大臣などを歴任、のちには日本国第24代内閣総理大臣を務め、大正15年(西暦1926年)、没。この人物が直にこの字を刻んだということなのだろうか。 近くに『猿田彦大神』が置かれている。 |