太郎左近社の正面貌

2007年1月20日
 前部右側のところに貼られた札には、
  • 太郎左近社
  • 大祭日
  •  二月一日
  •  八月一日
  • ...
 加えて、
  • 毎月一日にはおまつりをいたしております...
 とある。

 ところどころに貼られた紙は、『筑紫四国八十八ヶ所』の巡拝を記念したもののようである。

 四国八十八ヶ所霊場といえば、弘法大師(空海)にゆかりの霊場のことで、これは仏教(真言宗)によるものである。これを模した八十八ヶ所霊場は各地にあり(福岡県ならば糟屋郡篠栗町の篠栗四国八十八ヶ所など)、『筑紫四国八十八ヶ所』もその一つである。

 ということは、この太郎左近社がその『筑紫四国八十八ヶ所』のうちの一札所であるとすれば、太郎左近社は仏堂ということになる。あるいは、属する太宰府天満宮がそうであるように、神仏習合の歴史を持つものであろうか。

 脇の地蔵もそのことを示唆するが、決定的な手掛かりになるものは境内のどこにも見られない。


太郎左近社|紀行道中写真館

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