福岡県(ふくおか-)の太宰府市(だざいふ-)、大野城市(おおのじょう-)、および県都福岡市をその流域として北向きに流れる二級河川たる御笠川水系御笠川(みかさ-)。その流れが大野城市域を通過するとき、同市山田(やまだ)街区の3丁目の一角と同市御笠川(みかさがわ)街区の1丁目の一角とを結ぶ橋梁がこの橋、御笠の森大橋(みかさのもり-)である。 　平成11年(1999年)2月竣工のこの橋は、筑豊(ちくほう)地方飯塚市(いいづか-)より発する県道60号(福岡県道60号飯塚大野城線)の一部で、ちょうどその終点付近に位置している。同通りをこの橋からわずか南西に到った地点の南脇の一角には、この橋の名の由来たろう史跡御笠の森が存在している。 　西岸付近には自動車学校(西鉄自動車学校)の試走用地の敷地が広がり、東岸付近には大野城市の公立小学校のひとつ御笠の森小学校などがある。ひとつ上流の橋は山田橋、ひとつ下流の橋は畑詰橋。これは北側からの御笠の森大橋の姿である。