福岡県(ふくおか-)の太宰府市(だざいふ-)、大野城市(おおのじょう-)、および県都福岡市をその流域として北向きに流れる二級河川たる御笠川水系御笠川(みかさ-)。その流れが大野城市域を通過するとき、同市山田(やまだ)街区の一角と同市御笠川(みかさがわ)街区の一角とを結ぶ橋梁がこの橋、山田橋(やまだ-)である。 平成15年(2003年)1月竣工。名の由来は西岸の街区名(山田)であろう。古くは『山田村』として御笠の森の付近にあったという山田街区には、たび重なる御笠川の氾濫に悩まされたことで、そこから南方の微高地の場所に村ごと移転したという歴史があり、今には、宝満神社や慶傳寺、観音堂および地蔵堂、薬師堂などを内に置きながら、住宅街として存在している。 西岸付近には自動車学校(西鉄自動車学校)の試走用地が一画を占めており、橋の上を通る道を西岸の側にしばらく進むと、通称"山田四ツ角"という交差点『山田四丁目』に行き着く。この交差点の至近には福岡県指定有形文化財の仏像を安置する雑餉隈町観音堂がある。 ひとつ下流の橋は御笠の森大橋。これは北側からの山田橋の姿である。 |